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大地X暮らし研究所
いのち本来のリジェネラティブなあり方を探求し、暮らしで実践していく
辻信一
2023年5月5日
森の木々はどうやって話すのか(後)スザンヌ・シマード
では科学についてお話ししたいと思います。アメリカシラカバとダグラスモミはどう交流していたのでしょう?彼らは炭素という言葉で会話していただけでなく、窒素やリンや水、情報としての防御信号、アレル物質、ホルモンなどの言葉で会話をしていました。実は...
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辻信一
2023年5月4日
森の木々はどうやって話すのか(前) スザンヌ・シマード
スザンヌ・シマード著『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険』は、魅力に溢れる本だ。それは今、あちこちで、そしてさまざまな分野で、同時多発的に起こりつつある世界観の大転換の一角を示す重要な書だ。この本については、ぼくもこれからいろいろな機会に触れることになるだろう。...
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辻信一
2023年5月1日
ローカルが世界を変える日 プラネット・ローカル・サミットに集まろう!
by ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ (リサージェンス&エコロジスト誌 2023年5・6月号より。訳:辻信一) 過去50年にわたり、経済の根本的な変化を求める運動に携わってきた私ですが、今でもこう信じています。人類はハイテク消費文化から自然へとUターンし、強力な地域経済を基盤と...
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辻信一
2023年4月3日
ムダを愛でよ 坂本龍一さんの遺言
咲き急いだ桜が、行き急ぐかのように散りゆく3月末、坂本龍一さんが亡くなった。同世代の音楽家、思想家、そしてアクティビストとして、彼を敬愛してきた。住んでいたモントリオールで、フレンチ・カナディアンの友人が、YMOのファンで、政治風刺のコントと音楽を組み合わせたテープを貸して...
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辻信一
2023年3月28日
ムダな時間をともにして、人間は人間となった 山極寿一に学ぶ
『スロー・イズ・ビューティフル』をはじめ、スローという言葉を冠したぼくの一連の本はもちろんのこと、『ムダのてつがく』もまた時間について考える本だ。この本が出版されたのと同じ頃、尊敬する霊長学者、山極寿一が時間について論じているインタビュー記事(2023年1月7日朝日新聞)を...
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辻信一
2023年3月1日
新しい学校が生まれる! ムダ活としての学びと遊び
うれしいニュースが届いた。いよいよ、北海道、長沼に「まおい学びのさと小学校」が開校するのだ。その旨、聞いてはいたが、こうして、印章入りの手紙で細田校長からのお知らせをいただくと、また感慨が湧いてくる。ぼくでさえそうなのだから、長年にわたって開校に向けて準備されてきた細田さん...
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辻信一
2023年2月17日
ムダ活としてのケア ーー 村瀬孝生に学ぶ
すばらしい記事に出会ったので紹介しよう。(「『科学的介護』の落とし穴」(2023年2月7日朝日新聞) インタビューに答えるのは村瀬孝生。福岡市で特養「よりあいの森」と二つの「宅老所」の統括所長を務め、『シンクロと自由』などの著書、そして映画やテレビへの出演で知られる。...
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辻信一
2023年2月15日
ムダ活 ー ギータの教え「世界を捨てるな」
昨日は、”ムダ活のすすめ”の最後に、サティシュによるバガバット・ギータの言葉を引用した。今日舞岡の森を散歩して、何の役にも立たない写真を撮りながら、ふと、せっかくだから、その引用が出てくるサティシュの文章を紹介したいと思った。以下、『エレガント・シンプリシティ』(NHK出版...
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辻信一
2023年2月14日
ムダ活のすすめ ー 活動の成果への執着を捨てよ
<ムダ活のすすめ> 一月のある日、『ムダのてつがく』をいち早く読んでくれたナマケモノ倶楽部の仲間が、会話の中で突然、「ムダ活」という言葉を発した。 就活、婚活、妊活、終活などは、××という目的のための活動だ。だから、その目的に向かってみんなせっせと「役に立つ」活動をする。ぼ...
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