2024年8月9日に苫小牧港に入ったカバークロップの種子たちが、長い通関を経て、ようやくメノビレッジ長沼内にあるMAOI COVER SEEDの倉庫に到着しました。
映画「君の根は。大地再生にいどむ人びと」にも登場するアメリカ・ネブラスカ州にあるカバークロップの種会社GREEN COVER社から海を越えてやってきました。上の写真は、レイモンドさんが種の入ったプロボックスを運び出している様子です。
下の写真がGREEN COVER社を出るときの写真です。
大地X暮らし研究所では、2022年10月から始まり、全国各地で開催されている「君の根は。」の上映会を通して、農と暮らしに関心をもつ人たちと出会う中で、リジェネラティブ(大地再生)農業の実践のための教育の必要性を感じ、2023年秋に「大地再生の旅」という教育プロジェクトを企画しました。そして、そこに集まった第1期のメンバー24名と一緒に2024年春から大地再生の旅が始まりました。
オンラインで大地再生の考え方から実践的な管理やカバークロップの使い方などを学び、6月にはメノビレッジ長沼、7月にはオホーツクの置戸町と美幌町でワークショップを開催しました。そこには、メンバー以外にも、メンバーが招待した農家、そして大地再生農業の研究者の方々も大勢参加してくれました。土が健康になるための取り組みを、多くの人たちと分かち合う意味深いワークショップになりました。
そしてこの先、私たちに必要なもの...それが、カバークロップの種でした。
へアリーベッチ、ソルガム、ライムギ、エンバク、ダイコン、マングビーンズ、クロタラリア、ヒマワリ、アマ、ソバ、ナタネ、そして多年草の種子などがあります。これらを季節や目的に合わせて何種類もミックスして使います。
夏に合わせてサマーミックスを予定していたのですが、通関に時間がかかってしまったため、今回はフォール(秋)ミックスになりました。今後は、これらの種も国内で育てていきたいという計画もあります。
この一年で、大地再生農業の両輪となる教育と種の2つのピースが揃って動き始めました。関心のある方は、ぜひ大地再生の旅で一緒に学び、実践していきましょう。
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