今年1月から始まった大地再生(リジェネラティブ)農業を学ぶ教育プログラム「大地再生の旅」(第一期)の第6回ワークショップは、6月7-8日にメノビレッジ長沼で行われました。大地再生の旅メンバーの他、北海道大学、理研のリジェネラティブ農業の研究チームのみなさん合わせて40名を超える参加となりました。現地では、レイモンドさんからこのワークショップの目的とメニューの説明をお聞きし、土の評価シートとスコップ、そして土の圧縮を測るペネトロメターを持ち、6つのグループで畑に向かいました。
チェック項目は、ミミズの数、その他の生き物、土の色、土の臭い、土の硬さ、崩れやすさ、土の透水性などの12項目。スコップひとすくいにミミズが12匹いたというグループもいました。
大地再生は、農法ではなく、考え方(マインドセット)だという点を学んできたメンバーは、慣行栽培、有機栽培、酪農家、これから農業を始める方など分野が様々で多様です。植物の種をミックスで播種することで、土の中の生き物も多様化し、団粒構造を作り、空気と水の通り道を作ります。カバークロップの重要なポイントは、種をミックスして播種することで、微生物の多様性を高め、土壌に炭素を貯留して、健康な土に育てることにあります。
そして、ローラークリンパーや不耕起ドリル、土をできるだけかき乱さないサブソイラーなどの珍しい機械も大規模農家さんにとっては興味深々の様子でした。
今回のワークショップは、大地再生に取り組んで5年めのメノビレッジの圃場で行いました。そして、7月のワークショップは去年からカバークロップに取り組まれているオホーツクの農場で行います。慣行栽培xリジェネラティブ。土の変化をどう感じることができるか楽しみです。
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